五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2024/12/11 11:00ー
目次
緊急搬送時の対応について
瀬渡し一覧表の活用状況は
松本 私も医療体制の充実を求めている。奈留医療センターは赤字経営だが、トップの考え方次第で改善できると考えている。夜間緊急搬送時の在り方を何度も市へ要望している。益々悪化したと考えている。一覧表を作成しているが活用できているのか。船長の高齢化により搬送が厳しいと予想。重大な問題なので早期の解決を求める。
市長 奈留福江は海上タクシーが搬送している。瀬渡し業者へ事前にお願いして一覧を配布している。今の所対応出来ている。11月15日は海上タクシーで搬送している。万が一対応できない場合は瀬渡し業者へお願いする。今後もこれを維持する。
松本 緊急搬送は本来ない方が良いと思うが、瀬渡し一覧表に載せているが、瀬渡しの構造で適切に搬送できるのか。消防署が確認して作成したのか。
消防長 対応できない場合の瀬渡し船は4月に協力頂けるのか確認する。搬送環境の確認もしている。現在搬送可能な船体構造になっていると判断。
松本 見つからなかった場合、緊急を要する患者を待たせる場合緊急と言えるのか。
消防長 会場が大しけで天候不良で船が使えない場合、地元の漁船に搬送をお願いするしかないと思っている。船舶を探すまでに2-3時間かかるケースは、時と場合によって生じる。出来るだけ早く患者を医療機関に搬送しようというのが仕事なので、各事案について時間が係るとは言えないが全力を尽くして搬送が遅れないように努める。
松本 漁船を使用した場合、海難救助に匹敵すると思うが搬送中に事故が起きた場合誰が責任を取るのか。船長の過失の問題もあるが、海難審判から聴取を受けると思うが、消防長、漁協も勉強してほしいと思う。船の座席をベッド式に変える対策については。
福祉保健部長 個人の所有物であるため、これまで改修助成は厳しいと回答してきた。構造的に問題がないかも確認が必要。調査相談の上で判断したい。
松本 保安庁に調べた場合検査に莫大な費用が掛かるとの事だった。緊急搬送のお願いをしたが3時間くらいは時間が係るとの事だった。
夜間の対応は
消防長 五島地区では中央病院で可能な事として福江まではタクシーなどで対応する。中央病院で対応が難しい場合は、ヘリコプター、船舶の搬送が出来る。奈留以外は一旦海上タクシーで福江まで来ていただいて、ヘリで搬送される。
松本 時間との闘いの場合、ヘリを活用出来たら良いと思う。二次離島全て五島中央病院に搬送するとの事だが、漁船で運んだ場合もあると思う。早く復帰できればと思うが、リハビリなで本土に移る場合もある。二次離島の医療に対して消防ではなく自分の耳で島民の声を聞いて欲しい。看護師1人で頑張っている島もあるので目を向けてほしい。緊急搬送の委託をするべきではないか。
消防長 今の体制で対応出来ているので委託の考えはない。
松本 海上タクシーが江上に直接付ける事例がある。以前からターミナル利用を訴えてきたが、海上タクシーには緊急搬送時の対応をしてほしい。観光には一生懸命で緊急搬送には手を貸してくれないように感じる。
奈留葬斎場の存続について
松本 野口市長の答弁では大切に使うとの答弁だった。
市長 廃止は考えていない。H3に開始して34年だが今後もメンテを行い使用できる状況。今後も大切に使っていきたい。
松本 炉が壊れても修理して使えるようにしてほしい。
イノシシ被害対策について
捕獲従事者数の状況は
松本 山の石を落下させ側溝の役割が果たせない現状。山の生態系も破壊するのではないか。部長答弁では報奨金制度、新たな捕獲者の確保のために狩猟免許の半額を補助とあった。捕獲者の増減は。
産業振興部長 高齢で止める方もあり従事者数は減少。131名。地域で組織される捕獲隊は17隊が活動中。
松本 捕獲免許の住民説明会について
産業振興部長 費用の半額を助成。報奨金制度、結成の支援制度がある。地区から要望があったら説明会を開催。地域ぐるみで被害対策を出来るように説明会をしたい。
狩猟免許取得への助成について
松本 捕獲者は減少傾向。全額補助をしないと捕獲者が増えないのではと思っている。増員させないとイノシシが増える一方だと思う。イノシシの捕獲数が増えていると聞いている。崎山の住民の方はいそやけ対策も成功させている。関連の方がいてくれたら説明会もスムーズに行くと思う。
農作物以外の被害状況と対策は
松本 石の落石で側溝の役割を果たせない場合、猪被害にはならないか。
産業振興部長 山間部ではのり面が崩されて側溝が埋まる被害もある。各支所に連絡を。居住区域でも出没している。近隣の竹や藪を整備する対策を。
松本 あちこちで確認がありすぎて1人や2人で対応が追い付いているのか。
産業振興部長 県のイノシシ対策虎の巻では、特効薬がありませんと。適切な捕獲を継続的に行う事が大切と示されているので、そこを続けている所である。
イノシシの危険性について市の考えは
産業振興部長 イノシシは突発的な遭遇による人的被害・車両事故・感染症の危険性がある。身の危険を感じた時に攻撃的になる。対策としては刺激せずに避ける事。市街地への出没を防ぐために策を作る、竹林を作らない事が大切。地域での取り組みをお願いしたい。
松本 住民は危険と隣り合わせにある。イノシシは臆病であるから捕獲しにくく、危害を与えると大変になる。ずっとこういうイノシシの危険を伴いながらとなれば怖くてならないが部長の答弁は。
産業振興部長 人間の居住区域との区分けが必要であり、柵の助成をしたりしている。もう継続してやるしか方法はないと思う。
観光行政について
五島市の全体像と今後の目標は
松本 2019年に観光ピークを迎え全国放送で経済効果も上がった。コロナの影響もあり観光も減った。この流れでの観光の全体像と何を目指すのか。
地域振興部長 R5は21万67人。過去最高だったR1の83%まで回復。今後の目標は宿泊施設・物産・観光に携わる事業者と観光振興計画を策定。協議検討を重ねて方向性や数値目標を定めた。観光資源の磨き上げによる高付加価値化・プロモーション、インバウンド対策でR11に25万人を目指す。
松本 観光振興計画の中身は。
地域振興部長 昨年策定して総合戦略の将来像を達成するためのビジョンを体系的に整理している。R6からR11の5か年。専門家の会議を開催し意見を取り上げて策定した。付加価値化・戦略的誘致・PR・基盤づくりプロジェクトなど。合計36の施策を盛り込んでいる。
松本 五島でしか食べれないもの、体験が進められると思うが、頑張ってもらいたい。
航路・航空路運賃の影響は
松本 島外の人からは運賃が高いと聞くがどうか。
地域振興部長 航路航空路はR1とR6の比較をすると、JFは21000人減少。運賃は3247円増加。航空路は1079人増。福岡は4060円の運賃増。長崎は4000円増。長崎福江間は運賃も一つの要因と考えられる。
松本 九州郵船のJFの更新の質問をした。一緒になって自治体と多く作れば少しは安くなるんじゃないかと思うが、旅客運賃・貨物運賃が高騰するのではと思っている。島民に対して足止めになってはならない、運賃が高騰した場合離島の大問題となる。今使っているJFを引き延ばす可能性もある。船ではJFに勝るものはないと思うが更新が着た場合、値上げにならないように要望していく。
大型客船の入港実績と今後の予定は
地域振興部長 コロナ前は2隻。R6は天気が悪く3隻が中止となったが、5隻を予定している。R7に外国船12隻を予定。市内の景勝地・街歩き・歓送迎のセレモニー・物産展を予定している。観光による振興を図りたい。
松本 下船して乗り物の対応は間に合っているのか。
地域振興部長 オプショナルツアーでは観光バスで対応している。バスで足りない場合は定期バス利用。
松本 12月3日大型船が福江港沖に停泊。調べてみると930名の大型船。乗員乗客合わせて700名。残念ながら2000tクラスしか接岸できず、救命亭で移動していた。これから増加傾向にあるとの事なので思い切って大型船が接岸できるバースを設置できないか。護衛艦も同じように五島沖に停泊していたい。接岸岸壁があれば休憩で利用できるのではないか。
地域振興部長 大型船接岸は今の所2万T級が接岸可能。沖に停泊しているが、安全性の面の問題、観光サイドとしても要望したい。
松本 大型船をみると夢を描いてしまうが、直接接岸するのが理想と思う。
大型客船の停泊を1泊に延長できないか
松本 夜の街をふらふらしているが、夕方食事をして昼の観光は充実しているが夜の街ももう少し賑わってほしい。クルーズ船も1泊できないか。答弁があるならばお願いしたい。
地域振興部長 大型客船は岸壁に大型客船が停泊すると、ボーディングブリッジが利用できなくなり支障が出る。大型船は複数都市を移動できるモノなので夜に移動が多い。停泊は難しいと思う。
松本 テレビ東京が孤独のグルメが五島市にやって来た。グルメファン、五島市を訪れる事だろう。宣伝があるならばしてほしい。
地域振興部長 TVの60年を記念して1月10日に公開される。五島市でも随所で登場する。飲食店の人気も出るとの事。国内外にPR出来る良い機会なので連携してやっていく。多くの方に見て頂きたい。
松本 五島市も盛り上がると思っている。絶好の機会と思う。今回で4年が経とうとしている。右も左も分からず市議会に飛び込んだ。慣れない中で申し訳ありませんでした。高齢者の方があり、子どもや生徒を大切にして五島離れしない事が大切と思う。少子化の現状を目の当たりにしている。学校や病院・交通に大いに関わってくる。都会へ引っ越す場合もある。町内会長会議も開かれているが、祝地域は町内会の要望を聞いていただきたい。護るべきものは護って頂きたい。