五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2024/12/9 13:15ー
目次
交通行政について
買物・交通難民対策について市の考えは
片峰 玉之浦の最後の夕日鑑賞会の話。五島市誕生して人口は20年間で11000人あまり人口減。旧5町の減少が激しく個店も閉店し困っているのは事実。路線バスも減便し観光客の移動手段も限られ不便をきたしている。規模こそ小さいが周辺部の再生が必要では。買物難民交通難民対策については。
市長 地域と地域を結ぶのは路線バス、地域内はちょいそこと考えている。貴重な移動手段となっているコミュニティ交通と融合、暮らしを支える移動手段を存続させていきたいと考えている。買物支援は大変重要と考えている。地域のニーズに沿った買い物サポートの協議会への支援など引き続き取り組んでいきたい。
玉之浦地区の交通対策が遅れている理由は
片峰 玉之浦地区は路線バスしかないのだが、遅れている理由は。
産業振興部長 玉之浦はアンケート調査で地域内での移動が少なく福江が多かった。チョイソコは往復30分以内を想定しておりなじまないものと判断している。新たな施策が必要と判断してライドシェアを検討している。
ライドシェアの導入について
片峰 路線バスで福江に行く場合は1日3便になり不便になっている。1便乗り遅れたらアウト。観光客も路線バスを利用する人も少なくない。土日祝日は最終に乗り遅れたら次の日まで待つ必要がある。公共交通施策を勉強しに行った。京丹後市の施策が五島市に合うと思う。人口105万人。バスの利用者が減少している。価格を下げて利用者が増えた。
産業振興部長 路線バスやチョイソコが中心になってくる。なじまない地域もある。それぞれに適した取り組みは引き続き研究したい。
片峰 最近報道されているライドシェアもある。個人の自家用車は有効な手段と思うがどうか。
産業振興部長 自治体やNPO法人が行う公共ライドシェアは、手が届きにくい箇所の重要な手段となりうる。
片峰 玉之浦地区で導入できないか。
産業振興部長 適していると考えている。タクシーのご理解が必要。地域における利用ニーズ、ドライバーの協力が必要不可欠。実証運行を行い課題を洗い出す事が必要。引き続き考えていきたい。
片峰 ある程度の集落には買い物が出来る場所が必要。
産業振興部長 交通買物対策など環境整備の対策が必要。
片峰 移動スーパーも距離を伸ばして頂いているが、今あるスーパーを残す事も大切。学生の時間帯になっている。観光客は土日祝日を目指してくる。二本楠までをライドシェアでカバーする事もあるので研究してもらいたい。玉之浦まで往復すると3000円以上かかる。利用者が増えればバス会社も利益が上がり五島市の負担も下がる。いかにして利用者を増やせるか、考えて頂きたい。
五島牛・五島豚のブランド強化について
産業振興部長 農協がH25年に商標登録して年間500頭を出荷。豚も年間8000頭を出荷。五島市ブランド肉販売促進協議会で商談会に参加して販路拡大・認知向上に取り組んでいる。五島さんの肉用牛の強化に取り組んでいる。連携を強化して安定供給・ブランド強化に取り組みたい。
片峰 五島の豚を安いから買うが美味しい。が、業者が3業者くらいあるが、3業者ともブランド化されているのか。
産業振興部長 美豚はJAであり、そのほかは五島豚として出荷している。
片峰 同じブランドとして取り扱えるようにした方が今後の発展になるのでは。今後の畜産は繁殖だけでは厳しい。肥育も少しずつ増えて行っているが、行政がサポートをして欲しい。トップセールスが一番効果的だと思うが考えは。
市長 肥育農家へのサポートは繁殖と同じように、関係機関が連携しながら対応したい。トップセールスは11月に東京の池袋、梅田本店のうまかもんフェアに参加。五島の産品・継続したフェアの開催をお願いした。サンリブも訪問した。色んな場面を通じて色んな産品を紹介していきたいと考えている。多くの方と接する機会があれば積極的に参加して五島の魅力を島外の人に発信したいと考えている。
片峰 滋賀県近江市に行って視察に行ってきた。50億のふるさと納税があるが、長崎牛に負けていると思う。知名度を上げてほしいと思う。
磯焼け対策について
五島市のこれまでの取組と今後の対策は
片峰 私も何度となく取り上げてきた全世界の問題。原因は温暖化・生活排水汚染、山からの栄養不足だったり様々な原因がある。回復の兆しはあるが先が見えない現状。
産業振興部長 アクションプランに基づき、外海・内海に分けて行っている。ガンガゼ駆除で藻場が回復。ガンガゼ・いすずみの仕切り網をしたところ藻場の回復に繋がっている。主たる原因は地域によって異なる。五島市は食害と判明している。五島モデルの対策を継続しつつ、駆除の予算を承認して頂いたので、食害魚を減らし磯焼けの解消に繋げたい。
片峰 色々な要因があると言われているが、生活環境の関係で。
生活排水なども含めた一体的な取組を
片峰 普及率と目標値は。
市民生活部長 基本計画では水洗化の処理率はR5が52%に対して49%。R7は58%と定めている。
片峰 合併浄化槽未設置の家庭の排水と磯谷家との関係は。
市民生活部長 分析は困難だが、合併処理浄化槽の普及は海の環境美化・いそやけ対策にも繋がると考えているので、普及啓発に努める。
片峰 食害対策の効果は。
産業振興部長 ガンガゼ駆除は先ほど答弁した通り、玉之浦、水野浦で成果が出ている。対策を止めたらどうなるか、検証している。外海においては食害対策が有効と評価して駆除事業をしている。継続して実施した事で大規模な藻場回復に繋がっている。まずは海藻・藻場が減る原因を取り除きたい。
片峰 海藻を成長させるのは落葉広葉樹のフルボ酸鉄とされている。落葉広葉樹の植林に関しては。
産業振興部長 山林の管理状況は保育間伐、搬出間伐が主である。伐採跡地への再造林が進んでいないのが現状。計画しながら主伐を行い植林する木は針葉樹が主流となる。いそやけ対策への有効性を研究しながら進めたい。
片峰 地下に浸透して初めて海藻の栄養分となる。コンクリートで養分が作りづらいとされるが対策は。
建設管理部長 河川の底をコンクリで固めない、自然環境に配慮したものになっている。災害復旧基本方針が示された。西海国立公園内の工事は環境省と協議の上で行っている。
片峰 今後の工事は研究しながらと思うがいきなり土砂が入る事が問題。合併浄化槽の目標値53%だが100%を目指してほしい。生活排水が一番の原因だと思っている。山も落葉広葉樹、機会があれば進めてほしい。増やす事により多くの養分が作り出される。生活環境課・農林課が横の連携を図らなければ効果が薄いと指摘してきたが市長はどうか。
市長 いそやけは様々な要因で起きる。食害魚駆除事業が軸になる。生活排水の合併浄化槽の話。フルボ酸の話は興味深く聞いていた。海藻の栄養になると言われている。落葉広葉樹の植林もあり得るのか検討してみたい。担当課のみでなく全庁で考えたい。
片峰 横の連携は重要なのでお願いします。小さい島だから4課が連携を取れば効果が見えてくると思う。良い事例が作れると思う。研究してほしい。
道路工事等の進捗状況について
主要地方道玉之浦大宝線道路改良工事(立谷工区)について
片峰 当初の予定より遅れていると聞いたが進捗と完了予定は。
建設管理部長 観光道としても重要。改良工事を実施している。H29年に開始して進捗率22.6%でR11年度を完了予定としている。
玉ノ浦港海岸保全工事について
片峰 井持地区だが最終的には。
建設管理部長 護岸のかさ上げをしている。735mで旧玉之浦小学校から大瀬崎灯台まで、7年度完成予定。
片峰 地元の方々から、灯台の登り口迄延長するかなと。
玉之浦大橋改修工事について
片峰 3月に質問した時よりもトラロープが増えているように思うが、今後の計画は。
建設管理部長 歩道側・車道側に欄干が腐食している。調査測量は完了してR6の工事発注を準備する。
片峰 県にも働きかけてもらいたい。玉之浦診療所から2車線計画の話は。
建設管理部長 今の所計画はないという事。
片峰 玉之浦の道路にまず久保知事は目を書けてくれた。玉野浦はまだ2車線ではないので完成してほしい。今後とも働きかけてもらいたい。私はこれまでもこれからも、五島の将来を発展を願い五島市を愛し故郷の玉之浦を愛していきます。