3月4日の定例議会の一般質問で、3期務めた野口市長が引退を表明しました。
その内容の紹介です。
引退理由は世代交代
引退理由として、
- 県内では大石知事をはじめ、市長や町長の世代交代が進んでいる
- 地域間競争が激しくなる中で、世代交代が必要
と述べられました。
確かに大石知事は、就任当初の年齢が39歳で全国最年少でした。
しかし、長崎県内の市長や町長の平均年齢は2024年時点で66才であり、そこまで若くはありません。
令和3年~5年にかけて首長の交代が行われたのは、
長崎市 佐世保市 諫早市 時津町 川棚町 波佐見町
でしたが、そこまで大きな年齢の変更はありませんでした。
地域間競争については、何を指標にしているのかは不明ですが、UIターンやふるさと納税の金額ではないでしょうか。
同じ長崎県内での世代交代もありますが、
金子原二郎氏、谷川弥一氏、と言った長崎県選出の国政政治家が引退・辞任された事も少なからず影響したのではないでしょうか。
野口市長の後継者に求められる「志」とは?
野口市長は後継者として
- 志を同じくする
- 若い世代
に託したいと述べました。
私は②の「若い世代」を代表していると自分で思っていますが、残念ながら野口市長から後継者指名はされませんでした。
同じく出馬を表明している市議会議員の方も、条件に該当しないようです。
それでは①の「志」は何を指すのでしょうか?
結集!ふるさと五島を守る
を3期目のスローガンに掲げ、人口減少対策を最大の課題として据えている五島市ですが、
- UIターンで転出者よりも転入者を増やす
- 観光客を増やす
- 五島市への納税額を増やす
という部分が政策的には大きな方向性のように考えられます。その観点で考えると、
ヒトとカネの地域間競争に勝ち抜く事が出来そうな若い人物を市長が選んだ
という感じではないでしょうか。
そう考えると、私が政治的に目指そうとしている方向性と、野口市政が目指していた方向性は、やはり違うのかな、と感じます。