五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2024/2/29 11:00ー
目次
奈留医療センターについて
人材確保の状況について
松本 普通と変わらない生活に戻れるように復興を願っている。五島市について、本年度に入り小中学校の廃校式が行われ寂しいことと思っている。徐々に街が活気をなくすことが残念でなりません。奈留医療センターについて、今後の運営体制について、観光客の今後の見込みについて、質問をします。奈留医療センターの状況を質問する。人材確保を伺ったところ、限界に来ている。残った看護師を外来に回す答弁であった。成り行きに任せる判断だったと思う。企業団における離島の病院も人材不足なのか。島民に対しても奈留医療センターにかかり、奈留で直せない病気は紹介状を書いてもらい、転送してもらうことを理解してもらい、病院のありがたさを知ってほしい。医療センターの人材確保状況は。
市長 看護職の確保は944名の定員に対して863名が欠員になっている。全てが離島病院の欠員。奈留医療センターも同様に確保されていない。病棟・外来含めて14名。正規が8名。1名がごとう病院兼務。貸与事業、離島推薦枠の創設により、人財対策を行い就学資金貸与などにより取り組んでいる。医療サービスを確保していきたい。
松本 離島の看護師が81名不足しており理解。奈留医療センターは4名が退職して2名の看護師が入るが、あと4名の看護師が増えると回せる。ところが、65歳以上の看護師もおられ、突然退職すると振り出しに戻る。これも悩みの一つ。看護師不足に関して、五島市内にはさまざまな病院がある。五島中央病だけが人材不足となるのはなぜか、疑問を抱く。医療コンサルを入れて改善に向けた取り組みをしてほしいと思う。奈留島の街を利用したり、婚活イベントを利用して、看護師だけのお見合いパーティーができないか。
市長 看護師・介護士、保育士の確保が困難。何名か就職した。婚活が良いのか、独身に限られるので、他の職種も増やしてやることも可能。看護師に限定するのか、幅広く来ていただきたいので、手立ては検討したい。
派遣看護師の居住環境の整備状況について
市長 居住区を構えなければならないが、問題があり3ヶ月で帰った場合もある。現在居住区はどうなっているのか。五島中央病院の庁舎を改修中。綺麗になったら貸し出しをする。職員宿舎は民間の活用を検討する。
松本 部屋の改築が4棟に増えて医療センターは頑張っていると思う。もっと対策を整えるべきと思ったが、呼び込みで市の方も協力していただきたい。
人工透析の課題について
松本 血液中の毒素を取り除き戻す治療のこと。金曜日は五島中央病院の治療となる。悪天候予想の場合、前日宿泊で備えなければならない。帰りが欠航だった場合、ホテルなどへの助成がないか。ホテルも満席状態の場合、どこに宿泊すれば良いか。
市長 今の所制度は設けていない。
松本 ある方がホテルが空いてなくて困ったという話を聞いた。お金がないと福江に通えないのかと思うが、ホテルが観光で一杯だった場合、奈留医療センターがあと2名増やせば回避できる問題と思うが、毎週3回透析が行えるように、市の方も人材確保に協力してもらいたい。透析患者の週3回できるとなれば、思ってもないこと。例えば船が欠航した場合の対策は。
市長 看護師が確保できずに週2回でお願いをしている。金曜日に船が欠航する場合は、土曜日も対応する。土曜日も中央病院で対応する。緊急の場合は、奈留と相談して実施する場合は連絡をする。悪天候の時は、まずは奈留医療センターに事情を話し、難しければやっていただく。看護師2人の件は、病床見直しの時期に来るかもしれない、と心配していた。企業団へ働きかけを行い、R6はこれまでの体制で行うと。退職を先延ばしした場合、解決にはならない。看護師の採用が中々難しい状態。
長崎新聞では、メディカルセンターの看護師不足で赤字とのこと。長崎市でさえ人手不足な状況だが、採用が難しい、厳しい現実を受け止めた上で、R 5は5.8人。夜勤もあり労働環境も厳しい中で対応が難しく、6人の病床を五島中央病院で受け入れて外来対応する、ということを考える必要があると思っている。ご意見を頂戴しながらやる必要がある。
勤務条件が厳しい中で、一遍にこの問題が吹き飛ぶので、早め早めの対応が必要。厳しい現実にどう対応するか、実現可能なものを追い求める必要がある。医療センターを残すためにどうすればよいか、考える。
松本 私もどちらを取るかとなった場合、病床をなくして外来を守り透析ができればと思っている。看護師不足になれば致し方ないと私も思っている。
奈留清掃センターの今後の運営体制について
松本 民間運営するということだが、事実確認は。
奈留支所長 ごみ収集運搬については、会計年度職員が実施したが退職して応募者がいなかった。業務委託の検討を開始して、少人数で業務できる体制を整え、会計年度職員とすることにしている。市が直接雇用していきたい。
松本 検討を見直したという事だが、雇用をもっとも心配した。汗水流して働いている方を路頭に迷わせるわけにはいかない。清掃センターの現場を見ると、傘を仕訳で頑張っている。民間委託について、議員に説明する予定はあったのか。
奈留支所長 説明予定はなかった。状況変化した際は説明したい。
松本 委託の話が出たが知らなかった。ゴミ問題は前前から相談があり、どうしたらスムーズに処理できるかあ考えた。島で処理できないゴミの問題について、殺虫剤のスプレー缶などは。
市民生活部長 市では収集しないゴミは、手引書に記載している通り、適正な処理が必要。瓦は許可業者に依頼が必要。市のHP、支所や生活環境課にご相談を。事業活動のものは産業廃棄物の業者に。
松本 産業廃棄物も取り扱う業者を望んでいるが検討できないか。
市民生活部長 産業廃棄物は事業者自身で処理しなければならない。一般廃棄物の業務を委託する場合、選定を行う。
松本 海上輸送、全額補助されているが、奈留から福江に渡る際に問題があり往復2時間。半日かかる。僅かな産業廃棄物を運ぶと運賃の無駄遣いにもなる。島内に産業廃棄物を取り扱う業者を増やせないか。ゴミを出す側も、お金を出すという意見もあった。
市民生活部長 産業廃棄物の業者は、奈留に事務所がある業者が数社ある。福江にある業者も奈留で対応可能。
松本 島民もTVを見て、業者に問い合わせが来ると思う。火災廃棄物について、市は引き取ってくれるのか。
市民生活部長 災害廃棄物は市で引き受ける。
観光客数の今後の見込みについて
松本 五島へ行こうキャンペーンも期間限定で行い潤ったと思うが、コロナ後に補助事業もなくなり、観光客が来るか心配。魅力を感じたのか、リピーターがいるのか、修学旅行生の分をわかる範囲で。
地域振興部長 前年と比較して25%増加。コロナ前の2019年と同等の数字で順調な回復。観光満足度調査では9割以上が満足・大満足している。世界遺産・日本遺産を組み合わせた旅行商品の造成が必要。教育旅行は受け入れ校の数が3倍増の20校。R5は新制度を創出して展開したい。
松本 回復との事で理解した。福江ターミナルで若者と会って話をした。まずは自分の予算内で旅をしたいということで、福岡から太鼓で来た。民宿で寿司とビール、安いレンタカーを借りた。25000円で来たということで、こうやって健気に来る人もいると感謝した。何かこういう方々に助成はないかと思うが。
地域振興部長 長崎県の島たびは形を変えるので、そういったものを活用してほしい。
松本 最近長崎から観光バス、団体客を目にした。観光船が3隻入港するが、何日停泊するのか。出店のイベントをしているのか。
地域振興部長 大型客船は3隻停泊。午前中、昼間に出港している。その間に観光バスで回っている。港にはテントで地元産品を販売したり紹介している。
松本 選ばれた業者しか行けないのか。
地域振興部長 希望を募って出店している。
松本 イージス艦が停泊している。休憩場にすれば活気付くのでは。100ー250人が乗船しているが、ビーナスは720人。人数は少ないが同じ大型船舶なら接岸して潤うと思っている。
玉之浦地区と岐宿地区で取り組んでいる緊急医療情報キットの活用状況について
松本 老老介護の時代になり一人暮らしも増えてきた。我が家が1番良いという事で話を聞いている。携帯はメール・ラインが使えない方も多い。緊急医療情報キットとは何か。
地域振興部長 現物提示。一人暮らしの方が救急搬送された際の紙を筒の中に入れている。それを冷蔵庫の中に保管してマグネットシールを貼っている。救急隊が必要な情報を把握できる。緊急連絡先の基本情報、かかりつけ医の情報が書かれている。毎月民生医委員が情報を修正している。H27からこの事業に取り組んでいる。143名が設置している。その他の75歳未満にも配布。これまでに250名に配布している。消防署の隊員の方では 5名程度の実績がある。今後も継続したい。
松本 やり方が古いと思うが、高齢者にはわかりやすく簡単と思っている。素晴らしい取り組みだと思う。救急と連携して、誰一人取り残さない環境づくりが大切と考える。奈留島でも導入したいが、策があれば。
地域振興部長 玉之浦、岐宿で地区の中でやっているが、町作り協議会でやるのが良いと思う。見守り・連携に繋がる。
松本 余談を聞いてください。奈留医療センターは、私が島民の皆様と約束した件であり、火葬場の問題、産業廃棄物の問題を取り上げた。緊急搬送時の件は質問できなかったが、この件に関しては、海を渡る事なので、普通の考えでは進まないと思う。話し合いの場で一つになり考えてもらえたらと思う。少子化において奈留高校の存続が気になる。のびのび生活できるように考えなければいけない。私なら勉強半分、体験半分が必要と思う。奈留高校の生徒は、何としてでも福江港祭りに参加させて、魅力を伝えていきたいと思っている。ご協力お願いします。