五島市内で様々なお困りごとの相談をしています。
その中で、五島市の子育て世帯の方からよく聞く声をご紹介します。それは
子供が屋内で遊べる場所が少ない
という声です。
五島市は中国とも距離が近く、風向きによっては空気が宜しくない時期があります。
雨が降った時に使える場所が少ないため、多くの保護者がお困りを抱えています。
拠点づくりと行政支援
解決策としては、
- 子供が遊べる建物を作る
- 今ある建物を改築し、有効活用する
という選択肢が考えられますが、費用対効果の面では②が有効でしょう。
福江市内で考えれば駐車場が必要ですが、遊べる場所のニーズは中心部以外にもあります。
そのため、子育て世帯が満足するような「遊びの場」が、出来るだけ小規模に点在するのが望ましいでしょう。
図書館は町中にしか出来ませんが、遊びの場は出来るだけ「家の近く」に必要です。
多拠点での場づくりを支援する仕組みとして、GoToのように、改修費用を半分くらい行政が負担する制度があれば、拍車が掛かりそうです。
遊べる「小さな島」
更に、地域間での交流促進という面では、福江島以外の島こそ、より充実した「遊べる場所」が必要ではないでしょうか。
いわゆる「子供の国」が福江島以外にあれば、子育て世帯にとっては週末のマイクロツーリズムの行き先にもなります。
遊べる場所は、屋外にも沢山あります。
空き地と空き土地も沢山あります。
山も川も生態系も、島々によって様々です。
こうした島の資産を「子供が行きたくなる目線」で掘り起こす事も、これからの子育て支援策として必要だと感じます。