五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
記載分は、2020年12月7日の内容です。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s001/010/010/010/100/20190316160308.html#01
※内容は必ずしも全てを反映している訳ではなく、正確でない部分もありますので、ご容赦ください
目次
新型コロナウイルス感染予防対策について
航路・航空路での感染予防対策は万全か
Q 五島市にも観光客が多数来島。市民の方の往来も活発になる一方で、感染対策が心配。持ち出さず、持ち込ませずを徹底し、検温対策を求める対策を9月に要望した。「来島時だけでなく、島外へ出る時も対策」を県と協議するとの回答だった。
市長 予防対策は本土間の事業継続支援金を活用し、九州商船・ORCにサーモグラフィーの設置を協議している。今後も官民一体となって予防対策を徹底していく。マスク着用・手洗い・うがいに加え、接触確認できるアプリを活用しながら、感染防止対策の徹底をお願いします。
Q 12月をめどに設置を検討しているとの事だが、現時点で設置されているのか。
産業振興部長 まだ計画が出てきていない。サーモグラフィーの設置を協議しているが、12月若しくは1月になるかもしれない。港空港に設置する話を進めている。
Q 冬になって感染拡大懸念は最初から分かっていた事なのに、悠長だと感じる。事業者への要請だけでなく、イベントを実施するのであれば、サーモグラフィーを準備しても良いのではないか。
市長 我々としては1日も早く設置してもらいたい中で、事業者と話を進めていきたい。
Q 要請だけでなく、市の態度を見せて積極的な対応をしてくれると思うので検討を。早く分かれば感染拡大防止に繋がる。早期発見に向けどのような検討・準備がされているか。
福祉保健部長 早期特定は防止で最も重要。往来対策はサーモグラフィーも有効だが、こちらに来島する前に健康観察の働きかけをする。離島してから3日間してもらい、異常があればすぐに連絡してもらい、早く特定できると思っている。
Q 発見が遅くなると感染が拡大するので、万全の対策を求めます。
子育て世帯への支援拡充と負担軽減について
国保税の均等割は軽減を
Q これまで負担軽減をお願いしてきた。生まれたばかりの赤ちゃんにも20500円の均等割りが掛かる。市長の答弁は。
市長 これまで幾度となく提案頂いたが、全国的な国の制度として実施すべきだと考えている。五島市独自で実施すると財源の確保が必要。国保税率の税率を上げると負担が増える。一般財源を使うと国保以外の市民の負担増になる。市長会を通じた働きかけをしていきたい。
Q 国保税は低所得者、若い世代の負担が増える。高い国保税を減額できないと子供の出生率も向上しない。殆ど毎年質問し、毎回同じ答弁だが、全国では均等割りをなくす方向に進んでいる。市長は段階的にも行う考えはないか。
市長 あくまでも全国的な制度設計として実現してもらいたい。
子ども福祉医療費助成制度の高校生までの対象者拡大は、新年度からの実施を
Q 30年3月の任期初めの一般質問で、高校卒業までを目標にとの事で、「対象拡大をすると、更なる財源の確保が必要となり、実現は困難である」との答弁だったが、所信表明では拡充するとの事だった。4月から実施するという表明で感無量である。財源の部分は均等割りと同じではないか。実施する考えになった理由は。
市長 医療費の方の財源はスクラップ&ビルドで目途を付けている。
Q 同じように子供の均等割りについても検討を進めて頂きたい。
公共交通について
富江地区のチョイソコごとう実証事業の状況と今後の方針について
Q 市民アンケートを実施し、要望が寄せられた。利用実績と方針は
産業振興部長 2か月間で364人、745名利用。1日17.3人が利用。本格運行に向けて利用者のニーズを把握し、将来的には乗り合いタクシーを導入したい地域への展開も考えていきたい。
Q 他自治体よりも多いとの事だったが、公共交通がない事が原因だと思う。利用者が増えた場合、1台で足りないのでは。
産業振興部長.現在1台で最大4名乗車可能。1回あたり1.5名なので、まだ空きがある。増えた時の対策としては乗車時刻の変更や、乗れる人数の多い車両の導入もあるが、道幅もあるので慎重に検討していきたい。
Q 利用者が多くなった場合大型化するとの事だが、住民からみたら2台の運行の方が要望が多かった。そういったアンケートは取らずに事業を継続するのか?
産業振興部長.今のところ定期的にではないが、利用者を増やすために説明会の際に意見を聴きたい。3月までの間には意向確認はしたい。車両を増やす事は運転手や費用の問題もあるため、検証していきたい。
Q 他の地域にも広げる時に、どうやったら住民の利便性が高い事業が出来るか、現在ある事業者だけでなく、検討をしていく必要があるがどうか。
産業振興部長 五島市全体に広げていく中では、対応しきれないので、他の事業者の状況も検討しながらやっていきたい。
Q 冨江だけでなく、市内の事業者全体を考えても厳しい状況になって来ると思うので、そういった点も検討しながら利便性を高くして今から検討していただきたい。冨江半島以外の利用は。
産業振興部長 利用対象者の会員は、運行エリアを段階的に拡大し、全ての冨江地区の方が利用できるようになった。福江地区の方も利用できるようにニーズを把握し、検討していきたい。
Q 冨江以外の方も検討をして頂きたい。車の免許を持たない人も少なくないので、出来るだけ早くお願いします。通勤に使いたいとの要望があるが、可能か?
産業振興部長 現在は高齢者を対象に時間設定をしている。90%が8:00~15:00の移動。買い物と通院以外に使っておらず、午後の利用は少なくなっている。運転手の過労運転も問題になる。総合的に慎重に判断をしていきたい。
Q 年金が少なく仕事がしたい人もいるので、そういう方の要望も受け入れられるように要望します。
黄島での住民アンケートについて
Q 新船建造につき、利用者が座席数が減少を心配している。現在の規模に劣る事がないように検討をして頂きたいがどうか。
産業振興部長 黄島航路を運航している船舶は24年経過し新船建造に向けて協議をしている。航路改善計画の策定が必要であり、赤島黄島からのアンケートを実施している。重量が軽くなったとしても性能が劣る事がなく、就航率に差はない。
Q アンケートはどこで取っているのか?全ての利用者にして頂きたい。
福江商店街に気軽に利用できるトイレつき休憩スペースの設置を
Q 寒くなるとトイレの設置要望があるが、どのように考えているか。
産業振興部長 トイレについては1月からトイレマップが作成され商店街で配布している。店舗はトイレだけの利用もOKとの事。現時点では各店舗と末広公園を利用してもらいたい。
Q 空き店舗が沢山あるので、共同でトイレの設置は出来ると思うが、横の連絡を取りながら気楽に買い物が出来るようにして頂きたいが、検討できないか。
産業振興部長 空き店舗の休憩スペースはH30から運営していた。しかし一部のマナーが悪く管理が困難となり閉鎖となった。商店街の中で使いづらい部分もあるが、商店街の方も遠慮なく使ってくださいと言っているので、遠慮なく使って頂ければと思う。
Q 自分たちが使わないから、という部分があると思う。あらゆる努力が必要。
住宅リフォーム助成制度の拡充を
Q 今行っている制度について、拡充を求めます。
市長 現在のリフォーム制度は市民の物件が対象となり、資産価値が上がり賃料も入る。これ自体、市民向けの制度だと思っている。
Q 今住んでいる方向けのリフォーム制度を実現してほしい。
市長 住宅のリフォームは現在、3世帯住宅、近隣居住促進、浄化槽の補助、日常生活、宿泊施設の補助制度、目的に応じて準備をしている。
Q 目的対象外の方も使える制度を作ってほしい。市民の方も安心安全に使える施策を求めます。