【2020.9/五島市市議会メモ】野茂議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

記載分は、2020年9月28日の内容です。

https://www.city.goto.nagasaki.jp/s001/010/010/010/100/20190316160308.html#01

※内容は必ずしも全てを反映している訳ではなく、正確でない部分もありますので、ご容赦ください

台風9号、10号について

農林水産業の被害状況は

市長.被害額は総額5億5千7万円。

農業被害:ハウスの倒壊、潮風の害などで総額3億。

水産関連:141件の被害で総額2億5千万円。

Q.農林業の支援策は?

産業振興.共済の保証制度、H31から農協の保険制度があるので紹介していきたい。

ため池は国の復旧事業や市の単独事業で復旧していきたい。

Q.農道や林道の被害が出ているのであれば復旧状況を

産業振興.農地11件、農道施設7件、林道4件など。

予算は12月予算への計上を考えている。早期の倒木撤去を予定している。

Q.かなりの被害が出ているので少しでも早い復旧に務めて頂きたい。水産関係は9号通過の後、浮桟橋がかなりの被害を受けたと聞いている。復旧は?

産業振興.椛島の伊福貴の浮桟橋は、H7に整備したが、10号によりローラーが破損し、50cmの段差が発生。応急的にスロープを設置したが、現在国と協議し応急工事を準備している。

Q.椛島も奈留島と同様に浮桟橋が生活道路の一部であり高齢化している。早い復旧を望む。漁船の被害状況は?

産業振興.9号で漁船が31件被害を受けた。補償は漁船保険で対応するとの事。

Q.標識の被害と復旧は?

産業振興.標識は4漁港5か所で被害。財政課と協議し予備費での復旧に取り掛かっている。

Q.標識はぜひ早い復旧をお願いします。地場産業の農林水産業が5億の被害が出ている。国や県への要望は?

市長.県が国に対して、激甚災害と同様の措置が取れないか要望をしているので、足並みを揃えて一緒にお願いしたい。

住宅や生活道路の被害状況は

建設管理.住宅は合計2700件。市道は23路線26箇所の被害。

Q.今も通行止めはあるのか?

建設管理.通行止めは全て解除している。

Q. 奈留の市道で岸壁が海側に倒れており、道路に亀裂が走っている。その後の復旧状況は?

建設管理.県が管理する護岸倒壊に伴い危険個所になっている。早期復旧が望まれているので、振興局では9月25日までに土嚢を整備するなど、仮復旧工事を実施している。国の査定を受け、復旧を進める。

Q.道路の半分くらいが流されている状況だったが、仮復旧はしているとの事。トラックや乗用車も最初は通行を止めていたが、迂回路がない道路なので早期復旧をお願いします。

避難所の利用状況は

Q.9号の影響が大きく緊急の避難指示が発令された。10号の際は4417名の方が避難をしている。高齢者が多く、洋式トイレに慣れているため、和式には座れない可能性が高い。改善の可能性は?

総務企画.避難所の45箇所中、洋式トイレは31施設ある。ない施設は、殆どが小中学校の体育館。所管の教育委員会と協議していきたい。

Q.全部の様式化は難しいかもしれないが、据え置き型の簡易トイレもあるので、避難の時は被せるなど検討してほしい。

2点目は空調設備。体育館は暑かったと思う。それ以外の集会所は空調のない施設に設置する事は出来ないか。

総務企画.45か所あり、23箇所は空調が設置されている。小中学校の体育館は整備されていない箇所が殆ど。台風時は停電が予想されるので、こまめな水分補給で対策をお願いしたい。

Q.台風9号の時も停電は長かった。これが7月8月になると、体育館の温度が30度以上になる。送風機を体育館に付けるのは難しいという話だが、昨年から小中学校の教室に空調が入っている。小中学校の教室が解放できないのか?7月8月は熱中症で亡くなった数の方がコロナの死者よりも多い。ご検討をお願いしたい。

被災者の住宅確保への対応は

Q.奈留の方も屋根の破損や雨漏りが3世帯あり、奈留の里に入ったと聞いている。昨年の台風でも瞬間風速が60mに及び電柱が倒されたりしている。

今後大きな台風が接近するのであれば、住居の倒壊も考えられる。空き住宅は確保できるのか?

市長.昨年の台風被害は千葉での台風は大規模だった。国の被災者支援法により補助がされる制度がある。戸数としては共済件数が2700件だったが、全壊の戸数は少ないので対象にはならないと思う。規模によっては都道府県の基金を活用して支援する仕組みがある。

住宅に困っている方については、兄弟・お子さん・身体の状況を勘案しながら市営住宅・生活支援ハウスの活用を考えていきたい。

Q.近年は温暖化の影響により、台風の大型化が目に見えて分かるようになっている。今後も続けて大型台風が来て、住宅も持たないと予想される。その辺については最悪の想定をして対応していただきたい。

コロナ対策について

検査体制及び医療機関の受入れ体制は

Q.五島市内への観光客の増加が見込まれ、インフルの流行期も始まり、市民の不安が高まると考えられる。検査体制の強化と受け入れ態勢の整備が必要と考えるがどうか?

福祉保健部長.以前は市内の接触者外来で検体を採取して大村に送付しPRC検査を行っていた。現在は五島市の設置医療機関で検体の採取が可能。蛍光ランプ法による検査と抗原検査が可能。ランプ法は2時間~3時間で24件の検査が可能。

抗原検査は精度が低いが短時間で結果が出るという利点がある。長崎県が計画を作成し、段階に応じて病床を確保する方針。五島市では最大23床を確保できる。重症患者は長崎県本土の指定医療機関に輸送する運びとなっており、7月に1名を搬送している。

無症状や軽症の患者は医療機関の負担を軽減するため、宿泊施設で療養する。宿は既に県が確保済み。本土からの応援体制は、県に要望済みであり、連携して医師の派遣などを進めていく予定。

Q.蛍光ランプ法は短時間だが、1日24件となっているが、濃厚接触者だけが可能なのか?

福祉保健部長.保健所を通して感染の疑いがある方で、医師が検査の必要性を判断した方や濃厚接触者を検査する事となっている。

Q.GoToキャンペーンが始まる中、検査の拡充を要望していただきたい。不安がある方でも出来るようにしてほしい。

二次離島からの患者搬送について

福祉保健部長.二次離島からの搬送は長崎県が実施。五島保健所がその役割を担う。海上搬送の関係者調整は済んでいる。

Q.不安を持つ人が自由に検査が受けられるように、検査の拡充を要望しておく。