私はこんな人間になりたい

  • 2018年12月29日
  • 2018年12月29日
  • 雑談

今年流行った書籍で、「君たちはどう生きるか?」という本があります。

そこで質問ですが、あなたはどんな人間になりたいですか?

いきなりだと、難しい質問ですかね。

では、少し視点を変えて質問をしてみます。

あなたが理不尽な拷問を受けたり、愛する人を殺害されたりしたら、どうしますか?

状況や場面によって、態度は様々だと思います。

でもこれって、別世界の「あり得ないこと」ではなくて、つい150年前に、五島列島の福江島で実際に起こったことです。

詳しくは、「牢屋の窄」、又は「五島崩れ」で調べてみてください。

調べるのが面倒な人のためにごく簡単に紹介すると、

変化の激しい時代に、突然理不尽な拷問を受けたり、愛する人を殺害された人たちが多数いた。

という事です。それで、冒頭の質問に戻ります。

私の答えは、

“自分を迫害した人の頬に笑ってキスをする人”

です。究極的に言えば、憎むべき人に愛をささげる、という事です。

ちょっと宗教チックですかね?

ちなみに私自信は、特定の宗教に信仰を持っているわけではありません。

でも、生き方としては、恨みをベースに進む人生よりも、愛を持って人に接する人生の方が、楽しいと思います。

実際に、そんな風に思えるかどうかは別の話かもしれません。

ただ、目の前で起きた事実(例えば惨殺事件)に対する態度は、基本的に自由です。

  • 訴訟を起こしたり
  • 報復を加えたり
  • 自暴自棄になって関係ない人を巻き込んだり

色々な対応が可能です。

なぜ私がこういう事を書いているかと言うと、これだけ変化の激しい時代ですから、そういう「最悪のケース」に自分自身も巻き込まれる可能性があると思ったからです。

別に不安を煽りたいわけではありませんが、虐殺・惨殺・凌辱・差別と言った不幸は、人類の歴史の中で言えば、ありふれた出来事です。

現代でさえも、世界の各地でそういうことが起きています。

そして厄災をもたらす大きな波は、自然現象と同じで不可避であることが殆どです。

そういう事態に直面する覚悟を、今のうちからもって、そして常にそれを意識しながら生活することが、私は大切だと思います。

そういうわけで、私は「投石してくる人を愛する」人になれるように、普段から心がけていきたいと思います(何の宣言だ)。

皆さんは、どうでしょうか?